こんにちは!
今回は、「AWS IAM」について学んでいきたいと思います。
AWS IAM(Identity and Access Management)は、AWSのサービスへのアクセスを安全に管理するためのサービスです。
AWSアカウント内のユーザー、グループ、ロールに対して、AWSリソースへのアクセス権限を細かく設定することができます。これにより、セキュリティの強化、コストの削減、そしてコンプライアンスへの対応が可能になります。
AWS IAMの主な機能としては、
- ユーザーの作成と管理: AWSコンソールにログインするユーザーを作成し、パスワードやアクセスキーを管理します。
- グループの作成と管理: ユーザーをグループにまとめ、グループ単位でアクセス権限を設定できます。
- ロールの作成と管理: 特定のタスクを実行するための一時的なアクセス権限を付与するロールを作成します。
- ポリシーの作成と管理: ユーザー、グループ、ロールに付与するアクセス権限を定義するポリシーを作成します。
- 認証方法: IAMユーザー認証、AWS STS(Security Token Service)による短期的な認証、フェデレーション認証など、様々な認証方法に対応しています。
ここで出てくるロールとは、特定のアクセス許可を持つ、一時的なアイデンティティのことです。ユーザーが直接持つ固有の認証情報(アクセスキーや秘密アクセスキー)とは異なり、ロールは特定の状況やタスクに合わせて動的に割り当てられます。
IAMを利用するメリットとしては、冒頭でも述べていますが
- セキュリティの強化: 各ユーザーやロールに必要最低限の権限を付与することで、セキュリティリスクを軽減できます。
- コストの削減: 不要なアクセス権限を付与しないことで、誤った操作によるコスト増加を防ぎます。
- コンプライアンスへの対応: 各業界のセキュリティ基準や規制への対応を支援します。
- 柔軟性: 組織の規模やサービスの複雑化に合わせて、柔軟にアクセス権限を管理できます。
AWS IAMは、AWS環境のセキュリティを確保するために不可欠なサービスです。IAMを適切に活用することで、安全かつ効率的にAWSを運用することができます。
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