こんにちは!
学校やオフィスの昼下がりに急な眠気が来て、ついウトウトしてしまった!
という経験がある人は多いのではないでしょうか?
かくいう私もこの経験があり、別に寝不足でもないし、昼ごはんも満腹にもなってないのに
なぜこんなに眠くなるのだろうと不思議に思った経験がよくあります。
先日、ニュースを見ていたら、
このメカニズムを一部解明できたというニュースを目にしました。
それがこちらです。
「環境中の二酸化炭素は確かに眠気を誘発する 東北大学」
これまで換気の悪い屋内環境では、二酸化炭素濃度の上昇が日中の眠気の原因であると言われていましたが、科学的な因果関係は不明でした。今回、東北大学大学院医工学研究科の研究チームは、睡眠障害の臨床診断の手法(睡眠潜時反復検査)と二酸化炭素濃度を制御できる環境下で臨床実験を行うことで、比較的高い二酸化炭素濃度にさらされると、日中の眠気が顕著になりに強くなることが示され、二酸化炭素濃度と日中の眠気の相関関係がわかりました。
建築物環境衛生管理基準で二酸化炭素の基準値が定められているのに
意外にもこれまで二酸化炭素濃度と眠気に関する科学的根拠は
明確にされていなかったということに驚きました。
これまでなんとなくで認識していた生理現象と環境要因との関係性は、
意外に科学的根拠がないことがわかり、対症療法的な対応をしていることが多くあることに気づき,今回の研究成果のように、科学的根拠が明確になることで、より具体的でクリティカルな対応策をとることが可能になり、より私たちの生活の質が上がっていくのだと思います。
何事においても、根拠をしっかりと抑えることは大切なことですね。
0コメント