こんにちは!
7月に入り、多くの会社が四半期決算・半期決算を終えた時期ですね。
決算で重要になってくるのが「会計」ですよね。
会計とは、
企業や公的機関などの経済主体が、経済活動における金銭などの収支を認識して記録し、さらに結果としての財政状況や経営成績を利害関係者に報告する一連の行為を言います。
この会計を正しく・健全に行えているということが
すなわち、健全な経営を行っていると言えるでしょう。
一部の会社では、不正会計といったように嘘や誤魔化しを行って
会社の信用を大きく落としてしまう会社も見られます。
そういった不正をなくすためにはどうしたらよいのでしょうか?
そのヒントとなることを、
友人の向山雄治さんが書かれたこちらのブログで知ることができました。
それは、
「自浄作用が機能する組織づくり」を行うことです。
向山さんは、このブログ内で組織内で改善を行い、
また様々な現場が加速する仕組みづくりが大事であるとおしゃっています。
同様に、自浄作用が働くような経営手法を唱えている方がいます。
それは、稲盛和夫さんです。
稲盛さんは、ご自身の著書「稲盛和夫の実学―経営と会計」の中で
この自浄作用を持った経営・会計について述べられています。
そのいくつかを紹介します。
・一対一対応の原則
→経営活動においては、必ずモノとお金が動きます。そのときにモノまたはお金と伝票が必ず一対一の対応を保たなければならないこと
・筋肉質経営の原則
→無駄を省く、実力以上によく見せようとせず、健全会計に徹する。固定費を抑え、投機を行わず、高くても必要なものを必要な時にだけ買うことに徹する
・完璧主義の原則
→経営判断を行うためには、数字に誤りがないように完璧主義を徹底する
・ダブルチェックの原則
→経理のみならず、あらゆる分野で人と組織の健全性を守る「保護メカニズム」をさします。「ダブルチェックの原則」は、社員が罪をつくることを未然に防ぎながら、緊張感のある職場の雰囲気を作り出すためにどんな事情があろうとも、徹底すべき原則です。
・ガラス張り経営の原則
経理部門は、会社のあらゆる会計処理や決算報告を正確に行い、かつ保守的な会計処理がとられるよう最大限に努力する一方、経営者自身も、自らを厳しく律し、誰が見てもフェアな行動をとっていかなくてはなりません。上場している企業については、たとえ「良くない事態」がおきたとしても、ディスクローズし、打開策を確実に実行していることを投資家に伝えることにより、逆に会社の信頼は高まっていくのです。
どれも基本的で即実践することでありながら、
徹底することで透明性を保つことができます。
特に、「ガラス張り経営の原則」の
たとえ「良くない事態」がおきたとしても、ディスクローズし、打開策を確実に実行していることを投資家に伝えることにより、逆に会社の信頼は高まっていくのです。
は、先日のKDDIの通信障害時の代表取締役の高橋誠氏の謝罪会見の対応そのものだと思います。
責任逃れをすることなく、トップが責任をもって説明を行うことで
会社全体の信頼回復を行うことができています。
向山さんと稲盛さんのお二人から学んだ、
自浄作用を持った経営手法を、私たちの私生活にも盛り込むことで
より良い人生に昇華させていくことができるのではないでしょうか?
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