利他の心の浸透がJALの再建の最大のキーポイント!稲盛フィロソフィーについて学ぶ

こんにちは!

突然ですが、稲盛和夫さんをご存じでしょうか?

日本の賢者と呼ばれるように、日本を代表する経営者であり

稲盛さんと言えば、

戦後最大の負債額を抱えて経営破綻した日本航空(JAL)の再建を果たされたことが有名ですね。

このJALの再建ですが、どのようにして稲盛さんは行ってきたのか

今回深く見ていきたいと思います。


稲盛さんがJALの再建でまず行ったことが、社員の意識改革でした。

どの部署の人も言い訳しか言わず、自分は悪くない。そして、他の部署の批判ばかりを言っていたそうです。

また、利益の追求に対して否定的という考えが浸透していたそうです。

しかし、安全維持のためには本来、大量の資金が必要になります。

JAL社員の中では、利益のことは、他の誰かがやってくれるという

他人任せな考えが広まっていたようです。

稲盛さんは、「利益なくして安全なし」という言葉を掲げて

それまで優秀な大学出身の現場を知らない幹部で固めていた役所的な体制から、現場のメンバーを幹部に据えて、

「自分たちが目覚めて、自分たちで会社を立て直そうとしなければ誰もできない」と説き、再建の主役は社員であるという当事者意識を植え付けたそうです。

また、稲盛さん自ら1時間の講義を毎日行う「リーダー教育」を行ったそうです。

この勉強会の中で、社員に教えていたことが「利他の心」です。

利他の心に関しては、私の友人で株式会社RNS社長の向山雄治さんのブログでも

以前取り上げられていました。

向山さんは、この記事の中でご自身が出演された

TOKYO MXの「HISTORY」やHUMAN STORYの対談で

「経営」について話をされた際に、この「利他の心」を持って

経営を行っていくことが大切であると話されています。



向山さんも経営を行う上で大切にされている

この利他の心の精神は、当時稲盛さんから全社員に対して

懇親会の中で「君は誰のために仕事をしているんだ?」と問いかけられ

それぞれの社員が自分にベクトルが向かうようにして

多くの社員がそれまでいかに自分勝手な仕事をしていたのか気づいたようです。

このようなことを、半年続けたことで

幹部社員の意識がガラッと変わり、経営者意識が高まったことで

JALの再建に向けて、加速的に良くなっていき

2年半という驚異的な速さで再建を果たすことができたようです。

私自身も、他人や環境のせいにしがちですが

そういったときは一度冷静に自分に「誰のためにやっているのか?」と問いかけ、「利他の精神」に沿って行動して行くようにしようと思います。


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